「料理くらい自分でしたらどうです?」
「やだよ、めんどくさい。」
コレだから背が伸びないんですよ。なんて。
失礼な話だ。
確かに俺は背低いけど。
もう何やっても伸びないんだって。
最後に伸びたのは中3だしな。
ってか料理しないのと背が伸びないのは関係ないんじゃないか?
やっとで気付いて「関係ない」と言い返すと、反応が遅い、と返された。
世間一般から見るとオレらって亭主関白にみられがちなんだけど。
実際その逆だ。俺がコイツの庭で踊らされてる感じ。
人は見かけによらないものだね。
実はこいつめっちゃ強気だったりしたし。
「はい。」
ごと、とテーブルの上に皿が二つ置かれた。
今日はナポリタン。
前、得意料理だって言ってたなぁ。そういえば。
「・・・奥さんに料理作ってもらってる気分。」
「結婚はしてないでしょ。」
「気分、なだけ。」
じゃあ、いただきます。
どうぞ。
なんて言ってもらった。
「何かめっちゃ幸せだな。こういうの。」
「ご飯作っただけなのに?」
「それだけで、いいんだよ。」
そっか、と微笑む。
ご飯と、その笑顔があれば。
「それで充分。」
-------------------------------------------------------***
っ・・・・。
短いはなし。。。。
うー短すぎ?
シンプルな生活。理想。
にしてもろきゅさと(なんですよ)は恥ずかしいなぁふぅー。